下肢閉塞性動脈硬化症にUAの有用性とコバシル使用

下肢閉塞性動脈硬化症は下肢の動脈硬化に伴って血栓等によって下肢の動脈に血液が流れなくなってしまう疾患です。小血圧患者においては動脈硬化のリスクが高く、適切な血圧管理が行われていない時期が長いほど動脈硬化を伴って様々な疾患を患ってしまうリスクを抱えることになります。その代表的なものの一つが下肢閉塞性動脈硬化症であり、足のむくみや足に脈がないということから発見されることが多いものです。
こういった疾患のリスクを下げるために降圧剤としてコバシル等が用いられます。ACE阻害剤に分類されるコバシルは下肢閉塞性動脈硬化症に対しても使用可能であり、こういった症状が出てきてもそれほど緊急を要しません。しかし、コバシルではなくβ遮断薬が血圧管理に用いられていた場合には直ちにコバシル等の他の薬剤に切り替えなければなりません。β遮断薬は末梢血管を収縮させるため、その症状を悪化させる危険性が高いからです。
下肢閉塞性動脈硬化症においては血液検査でUAが上昇することからも根拠づけていくことができます。UAが高い患者にはサイアザイド系利尿薬やループ利尿や雲使用できないことから、利尿剤を用いていた場合にも注意が必要になります。UA自体は血液検査で容易に調べることができるため、下肢のむくみが見られ、触診によって閉塞が疑われた場合には速やかに投薬を注視するとともに血液検査によってUAを調べるということが大切になります。こういった際の血圧管理にはコバシルのようなACE阻害剤の他にもカルシウム拮抗薬やその他の血管拡張薬にも使用できるものが多いことから、そういった中から患者に合わせて適切なものを選択していくことになります。