コバシルで起こる低血圧等の副作用に甘草エキスが有効

コバシルはペリンドプリルという有効成分を含有しており、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)と呼ばれる部類の降圧剤です。コバシルの有効成分ペリンドプリルはアンジオテンシンIから活性型であるアンジオテンシンIIに変換される際に必要な酵素のアンジオテンシン変換酵素の働きを阻害することによって、アンジオテンシンの活性化を抑え、レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系を働かなくします。それによって血管拡張、血流量減少の効果が出て、血圧が下がります。コバシルは副作用が比較的起こりづらく、他剤との併用の問題もないため安全性の高い薬と言えます。しかしながらコバシル服用によって、低血圧、高カリウム血症を起こすことがあります。低血圧、高カリウム血症が起こった場合にはめまい、ふらつきなどが起こることがあります。そういった症状が出た場合には早めに主治医に相談するようにしましょう。
低血圧、高カリウム血症という副作用の対策としては、甘草エキスの摂取が有効です。甘草はあらゆる漢方処方に含まれるマメ科の植物です。この甘草エキスの有効成分はグリチルリチン酸というものです。甘草エキスの含まれる漢方薬の副作用には必ず偽アルドステロン症と呼ばれる副作用の発現が危惧されます。偽アルドステロン症は文字通り、グリチルリチン酸がアルドステロンのような働きをする、ということです。コバシルで起こる副作用は、アンジオテンシンの働きが阻害されることによって、アルドステロンの働きも阻害され、発現します。つまり、甘草エキスで起こる偽アルドステロン症でアルドステロンの働きを補うことができればコバシルの副作用も改善されるということです。